腹膜透析とは
腹膜とは、お腹の中にある空間(腹腔)をおおっている膜のことです。この腹膜にある毛細血管と、腹腔に入れた透析液を通じて、余分な水分・老廃物を除去する治療法を「腹膜透析」と言います。
睡眠中に透析液をお腹に貯めておく方法や、日中に1~4回ほど透析液の交換を行う方法など、様々な方法があります。自宅で行える方法ですので、通院回数は月に1回程度で済みます。時間的拘束が少ないため自由に社会活動しやすく、行動範囲の制限もそう大きくありません。
腹膜透析を始める準備
準備として、透析液の出入り口をお腹に作る手術を受けていただきます。
腹膜透析を始めると
普段はご自宅などで1日に数回、30分ほどかけて透析液を換えていただきます(※)。
月に1~2回ほど通院し、ご自宅で透析液の交換がきちんとできているかを確認します。
- 睡眠中に、透析液の交換を全自動で行う方法もあります。
注意点
透析液を換える際、雑菌がお腹の中に入らないよう注意しましょう。
体調を考慮した食事制限が必須です。定期的に通院して、透析がきちんとできているかを確認しましょう。
血液透析への切り替えが必要になる場合もあります。