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マンモグラフィ

マンモグラフィとは

マンモグラフィーとは

マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン検査です。乳房を押さえつけた状態で撮影を行うことで、乳腺全体の構造を調べることができます。
当院では、片方の乳房につき2方向、左右合計4回の撮影をしています。画像に疑わしい部分がみられた場合は、さらに細かく調べるため、その部分だけ少し圧迫してスポット撮影を行うこともあります。

マンモグラフィは信頼性が高い検査です

乳がん検診は、乳がんによる死亡者数を減らすという目的で行われています。
現在のところ、乳がんによる死亡率を減らすのに有効とされている検査方法は、マンモグラフィだけです。日本人女性の乳がんの好発年齢(発症しやすい年代)は45~49 歳と60~64歳ですので、40歳以上の女性はぜひ、定期的に乳がん検診でマンモグラフィーを受けるようにしましょう。マンモグラフィーでは、細かな石灰化や小さなしこりを見つけ出すことが可能です。乳腺濃度が高い場合(高濃度乳腺またはデンスブレスト)では、しこりが発見されにくいケースがあります。

マンモグラフィと超音波検査の違い

マンモグラフィも超音波検査も、両方ともメリット・デメリットはありますので、どちらが優れているとは一概に言えません。それぞれ、見つけ出すのを得意としている病状も異なります。
乳腺の状態や調べたい内容によって、推奨される検査も変わりますので、どの検査方法にしようかお悩みの方は、当院の医師へお気軽にご相談ください。

  マンモグラフィ 超音波検査
メリット
  • 乳腺の全体像を捉えるのが得意
  • 細かい石灰化が発見されやすい
  • 定期的に検診を受けることで、乳がんの死亡率が下がると報告されている。
  • 撮影方法が決まっているため、過去に撮った画像と比較しやすい。
  • 医療被曝のリスクがなく、妊娠中でも受けられる。
  • 乳腺が発達している方や40歳以下の若年層でも、痛みを我慢せずに検査を受けることが可能。
  • 小さなしこりでも発見されやすい。
  • しこりの質的診断が行いやすい。
デメリット
  • 痛みを我慢しないといけないこともある
  • 年齢や乳腺量によっては、詳細な診断が難しくなる場合がある
  • 妊娠中の方、妊娠の疑いがある方は検査が受けられない。
  • 石灰化の評価が難しい。
  • 良性のしこりなども発見されやすく、要再検査になる可能性が高くなる。
  • 検査を担当する者のスキルに依存する

マンモグラフィの痛み

乳腺を見やすくするため、検査時には圧迫板を使って、乳房を薄くつぶしてから撮影する必要があります。乳房を押さえつけることで被爆量を減らすことができ、また、乳腺の重なりも取れて病変が発見されやすい画像を撮ることができます。
押さえつける時に痛みを感じる方もいますが、中には痛みが全く起きない方もいらっしゃいます。マンモグラフィは15分程度で終わる検査ですが、その中で痛みが現れる可能性がある時間は、たったの10秒程度です。
「マンモグラフィを受けたことがあるけど痛かった」「嫌な思いをした」という方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では、スキルに長けた女性検査技師が検査を担当しています。短時間でかつ、検査後に起こる圧迫痛を最小限に減らすよう努めています。
マンモグラフィの痛みで不安な方は、お気軽に当院のスタッフへご相談ください。

マンモグラフィを受けるタイミング

生理開始日の1週間前は乳房が張ってくるため、いつもと比べて痛みは出やすいかと思います。痛みで不安な方はこの時期を避けて、検査を受けていただくことをお勧めします。

マンモグラフィと医療被曝

マンモグラフィ検査は医療被曝を伴う検査です。ただし、放射線の影響を受ける範囲は狭く、乳房を薄くした状態で撮影を行っていることから、実際の被爆量は極めて少ないと言われています。
乳がんは、早期発見・早期治療できちんと治せる疾患です。早期がんの段階から発見できると、乳房や命を失わずに治療を受けることができます。乳がんが早期発見・治療するためにマンモグラフィを受けるメリットと、被爆によるデメリットを天秤にかけて判断しても、メリットの方が上回ります。

検査費用

自費診療

「乳房に症状がない患者様」が乳がん検診を受ける場合は、自費診療の扱いになります。ただし、検査中に異常または疾患が発見された場合は、保健診療へ変更されます。

乳がん検診(マンモコース)

料金

5,500円(税込)

  • 40歳以上の方におすすめのプランです。
  • マンモグラフィ検査は、X線を用いたレントゲン検査です。乳房を圧迫板にはさみ、薄く平らにした状態で撮影します。
  • マンモグラフィ検査では、触診や超音波検査では見つけにくい早期の乳がんを発見することができます。

乳がん検診(エコーコース)

料金

5,500円(税込)

  • 40歳未満の方におすすめのプランです。
  • 乳房に専用のゼリー状の液体を塗り、超音波を当てて検査を行います。しこりの有無や性質を調べることができます。
  • 一般的に、20代、30代の方は、乳腺が発達していて、乳腺密度が高いため、マンモグラフィでの撮影を行うと、乳房全体が白っぽく写り、乳がんなどの発見がしづらいと言われているため、乳腺超音波検査をおすすめしております。

乳がん検診(乳がんコース【マンモ+エコー】)

料金

11,000円(税込)

  • 乳腺超音波検査(乳腺エコー) + マンモグラフィ検査を組み合わせて行うことで、乳がんのリスクを徹底的に調べます。
  • 当院のマンモグラフィ検査と結果の説明は全て、女性の乳腺専門医が担当しています。
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