在宅訪問診療とは
在宅訪問診療のメリット
通院するのが難しくても、一番安心できるご自宅にいながら治療を受けられるという大きなメリットがあります。
在宅訪問診療ですと、ご家族やペット、好きな物が置いてある自室や思い出のあるもの、使い慣れているものなどに囲まれながら、治療を続けることができます。自宅の窓から見える景色を楽しんだり、近所の方との付き合いを続けたりするなども可能です。
ご自身のペースで暮らしながら、必要な医療をきちんと継続して受けられるという点が、在宅訪問診療の大きな魅力です。
ごあいさつ
この度は地域の皆様の【まちかど病院、在宅療養支援病院】として、皆様のご要望にお応えするため、在宅医療に注力することといたしました。
私たちは常に優しい心と謙虚な態度をもって患者様と触れ合うことを心掛け、【外来から入院、さらに在宅医療】へと、まちかど病院、在宅療養支援病院として一貫した医療を提供いたします。
住み慣れた地域、住み慣れたご自宅で安心と安全、安らぎと快適をご提供できるよう地域の皆様と共に歩んで行きたいと考えていますので、何卒、ご支援ご指導の程、よろしくお願いいたします。
在宅医療担当医 冨田 剛志
当院の在宅訪問診療の特徴
医師・看護師がご自宅に直接お伺いします(医師の訪問は原則、1ヶ月に2回行います)
容態が急変した時などに備えて、いつでも担当医に直接お電話できるようにしています。
患者様とご家族の意思に寄り添った治療を心がけています。
必要だと判断した際は、地元の医療機関や訪問看護師、施設、ケアマネージャー、ヘルパーなどでチームを編成し、トータルケアにつなげていきます。
当院は入院できる設備を整えておりますので、レスパイト入院についても対応が可能です。
「ショートステイ」や「通所介護」「訪問看護」「訪問リハビリ」「訪問介護」などのサービスをひとまとめにしたケアができる、看護小規模多機能型居宅介護もご紹介できます。
ご自宅での療養が難しくなった場合に備えて、連携先の医療機関・施設などをご紹介できるよう前もって準備しています。
ご利用につきまして
- まずは電話でご相談ください。ご連絡は、ご本人様、ご家族様、ケアマネージャー様、訪問看護ステーション様など、どなたからのご連絡でも構いません。簡単に状態をお伺いし、訪問診療について説明させていただきます。
- 初回訪問の日程を調整し、医師が訪問いたします。患者様の状態を把握し、診療計画を立てます。
- 月2回ご自宅に訪問いたします。なお、緊急の場合は往診も致します。
- 検査が必要な場合や入院が必要となった場合は、優先的に対応します。
- 状況によりご自宅までお迎えに伺います。
在宅訪問診療の対象となる方
- ご自宅で療養を希望される方
- 移動手段がない等、通院が困難な方
- 退院後、継続して治療が必要な方
- 夜間に症状が変わりやすい方
- ご自宅で最終医療を希望される方
- 退院退所が迫っているが、ご自宅での療養生活に不安を感じる方
- 認知症ケアの必要な方
- 介護されている家族や親族の方などの介護疲れを解消するため、患者様の一時入院(レスパイト入院)のご相談も承ります。
- 医療費、自己負担額、公費申請、介護保険、限度額申請のことなど、心配ごとがございましたら、何なりとお気軽にご相談ください。
在宅訪問診療で可能な処置
- 胃瘻(いろう)
- 膀胱留置カテーテル
- 在宅自己注射
- 在宅酸素療法
など
ターミナルケアについて
「慣れ親しんできた自宅で最期を迎えたい」という意思を持つ患者様やご家族の声に応え、最期の時までケアを行う医療です。医師や看護師、ヘルパー、ケアマネージャーなどでチームを編成し、連携し合いながら患者様のケアを行っていきます。