透析治療は、腎臓の機能が低下した方にとって、生命を維持するために必要な医療です。
しかし、透析治療には治療費や交通費などで、月に約40万円もの自己負担額が発生します。これは、家計に大きな負担となります。患者さんご自身だけでなくご家族も治療を続けることに不安を感じることもあるでしょう。
そんな不安を抱えている方へ、実は、透析治療の費用をゼロにする方法があるのです。それは、公費負担制度「マル長」を活用することです。
マル長とは、特定の疾患にかかった方に対して、医療費や交通費などの一部または全部を公費で負担する制度です。透析治療は、その対象となる疾患の一つです。
この記事では、マル長のメリットと申請方法を詳しく解説します。
都内で透析と公費負担医療による透析治療を検討されている方は、北千住駅から徒歩3分の場所にある、井口病院へお問い合わせください。井口病院は、透析治療に精通した医師や看護師が在籍しており、患者さんとご家族が不安に感じるであろう経済的な面からも、制度を使ったサポートを提供しています。
※電話受付時間:9:00〜17:00
透析に利用できるマル長(特定疾病療養受領証)とは
マル長とは、正式には「特定疾病療養受領証」と呼ばれるもので、健康保険法で定められた制度です。この制度では、長期にわたって療養が必要な特定の難治性の疾患について、医療費を助成します。人工透析を必要とする腎不全の患者さんは、その対象となります。
特定疾病療養受領証は、その制度に基づいて、医療保険者に申請して交付してもらえる証明書です。この証明書を持っていると、医療機関や薬局で提示することで、医療費や薬剤費などの一部または全部が公費で負担されます。
マル長の対象となる特定の難治性の疾患は、厚生労働省が定めた基準によって決められています。
つまり、透析治療を受ける方は、マル長を申請することで、自己負担額を大幅に減らすことができるのです。
マル長を利用することで、透析治療の自己負担額を減らすことができますが、具体的にどれくらい減らせるのでしょうか?それは、公費負担医療制度の種類や所得などによって異なりますが、最大でゼロにすることも可能です。その方法は後ほど詳しく解説します。
公費負担医療による透析治療について
公費負担医療制度とは、医療費の一部か全部を地方自治体や国が公費で負担する医療制度です。公費負担医療制度は、制度ごとに定められている障害や病気の治療法を対象とします。透析治療はその公費負担医療の一部として提供されています。
透析治療は、患者の生命を維持するために必要な医療ですが、高額な医療費がかかります。公費負担医療制度の一部として特定疾病療養(マル長)という制度が提供されています。
特定疾病療養とは、健康保険法で決められている制度で、長期にわたって療養が必要な疾病について、医療費を助成します。人工透析を必要とする腎不全の患者さんは、その対象となります。
特定疾病療養を利用すると、1ヶ月間の医療費の自己負担額上限が1万円までになります。
ただし、以下の条件に該当する方は負担額が変わってきます。
- 標準報酬月額が53万円以上である70歳未満の方
- 標準報酬月額が53万円以上の被保険者に扶養されている70歳未満の方
人工透析を必要とする腎不全の患者さんで、この条件に該当する方については、1ヶ月間の自己負担上限は2万円までになります。また、食事代は対象となりません。
マル長の手続き方法
マル長を申請するには、以下の手続きが必要です。
- 加入している健康保険や会社の保険担当部署などで申請書をもらいます。
- 申請書に必要事項を記入し、申請書内の「医師の意見欄」に医師の証明をもらいます。
- 健康保険証を添付して、申請書を住所地の市町村役場の健康保険窓口に提出します。
- 市町村役場で審査が行われ、特定疾患医療受給者証が発行されます。
- 特定疾患医療受給者証をもらったら、透析治療を受ける医療機関に提示します。
- 申請した月の1日から適用されます。
また、特定疾患医療受給者証は、毎年更新する必要があります。
地方自治体による助成
マル長を利用することで、透析治療の自己負担額を減らすことができますが、それでもまだ負担が大きいと感じる方もいるかもしれません。そんな方には、地方自治体による助成制度を利用することをおすすめします。
地方自治体による助成制度とは、都道府県や市町村などが、透析治療を受ける方に対して、交通費や医療費などの一部または全部を助成する制度です。この制度は、マル長と併用することができます。
ここでは、東京都の「難病医療費助成制度」を紹介します。これは、病院の窓口などでは「マル都(マルト)」と呼びます。
マル都の助成金額は、「1万円」です。つまり、健康保険による「マル長」を使った後の自己負担分が1万円減ります。自己負担が1万円の人はゼロに、2万円の人は1万円になるということです。
マル都の手続き方法
マル都の手続きは、住んでいる市区町村の窓口で行なわれます。
必要な書類は、次の5つです。
- 難病医療費助成申請書兼同意書 (住んでいる市町村の窓口にあります)
- 住民票(後期高齢者の場合は不要)
- ※高齢受給者証を持っている場合は、その写し
- 健康保険証の写し
- 「特定疾病療養受療証(マル長)」の写し
ご覧の通りマル都の手続きをするためには、「特定疾病療養受療証」(マル長)の写しが必要です。マル長の手続きが終わってから、マル都の手続きをする手順になります。
無事に手続きが終わると、2カ月ほどで「マル都医療券」が送られてきます。「マル都医療券」と一緒に送られてくる書類に病院の領収書などを添付して申請する形なので、領収書はきちんと保存しておきましょう。
東京都以外の地方自治体でも、透析治療に対する助成制度があります。お住まいの地域の役所や保健所などに問い合わせてみましょう。
透析と治療費に関する相談を受けるなら
この記事では、透析治療の自己負担額をゼロにする方法として、公費負担制度「マル長」のメリットと申請方法を解説しました。マル長を利用することで、透析治療の費用に関する不安を軽減することができます。
しかし、これらの制度は、手続きや内容が複雑で、市区町村によっても異なります。また、透析治療に関する情報や相談先も十分ではありません。
東京で透析病院をお探しの方は、井口病院へお問い合わせください。井口病院は、都内で透析と公費負担医療による透析治療を提供している医療機関です。井口病院では、以下のようなサービスを提供しています。
井口病院では、透析治療と治療費に関する相談を受け付けています。当院は、透析治療の専門医と看護師が在籍しており、患者さんの健康と生活をサポートします。透析治療の方法や効果、公費負担医療制度の利用方法や更新手続きなど、何でもお気軽にご相談ください。
当院では、マル長やマル都の申請や手続きに関する相談やサポートを行っており、透析治療の自己負担額を最小限に抑えることができますので、経済的にも安心して治療を受けることができます。
井口病院は北千住駅から徒歩3分で、アクセスしやすい場所にあります。
東京で透析治療を受ける方は、当院へお気軽にお問い合わせください。
井口病院は、透析患者さんとそのご家族のための信頼できるパートナーです。以下のボタンからお問い合わせいただくか、井口病院透析センターまでお電話ください。
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