高齢者の方で透析治療を必要とする場合、どうしたらいいでしょうか？

特に寝たきりの高齢者が透析を受けられるかどうか、ご本人もしくはご家族の方がこの問題に直面した場合、心配に思うことでしょう。透析治療は週3日以上、1回4時間程度の通院が必要です。

しかし、高齢や病気、障がいなどで自力で通院できない場合もあります。そんなとき、どうしたらいいのでしょうか？

この記事では、寝たきりの高齢者が透析を受ける方法や注意点について解説します。最後までお読みいただくと、寝たきりでも透析治療が可能であることや、そのために必要なサポートや制度などが分かります。

また、東京、特に北千住周辺で透析治療を検討している方はお気軽にどうぞ。井口病院は東京・北千住駅から徒歩3分の場所で透析治療を行っている医療機関です。足立区内（北は竹ノ塚で、南は南千住まで）に限り送迎サービスも行っています。寝たきりの高齢者が透析を受けられるか心配で、受けられる方法が知りたい方は井口病院に相談することで、不安を解消できるかもしれません。

※電話受付時間：9:00〜17:00

寝たきりの高齢者は透析を受けられるのか

まず、寝たきりの高齢者は透析を受けられるのかという疑問にお答えします。結論からいうと、受けることは可能です。しかし、通院する際には支障があるといえるでしょう。

透析治療は、一般的には週3回、4時間程度かけて行われます。その間には血液を浄化するだけでなく、体重や血圧なども管理されます。透析治療は命をつなぐ重要な治療ですが、同時に体力や時間も消耗します。

寝たきりの方は、自分で移動することができません。そのため、家族や介護者による送迎が必要です。

しかし、家族や介護者も仕事や家事などで忙しい場合が多く、毎回送迎することが難しい場合もあります。また、寝たきりの方を車いすに乗せたり、車に乗せたりするのも大変な作業です。透析患者の家族は、送迎にかかる負担やストレスを感じていることが多いです。

 

寝たきりの高齢者が透析を受けるにはどうしたらいいか

では、寝たきりの高齢者が透析を受けるにはどうしたらいいのでしょうか？家族による送迎以外にも、以下のような選択肢があります。

タクシー・介護タクシーを利用

タクシー・介護タクシーを利用するという方法です。タクシーは一般的な移動手段ですが、介護タクシーは特別なサービスです。介護タクシーとは、車いすやストレッチャーに対応した車両で、運転手が介助や搬送を行ってくれるタクシーです。介護タクシーは、通常のタクシー料金に加えて介助料金がかかりますが、一部は医療費控除や介護保険などで補助されます。

タクシー・介護タクシーを利用するメリットは、自分の都合に合わせて予約や利用ができることです。

また、運転手が介助してくれるので、家族や介護者の負担も軽減されます。

しかし、デメリットもあります。まず、費用が高くなることです。週3回の通院で月に約12回利用するとなれば、医療費控除や介護保険を使っても、月に数万円～数十万円かかる可能性があります。

また、運転手の技量や人柄によっては、安全性や快適性に問題がある場合もあります。

医療機関の送迎サービスを利用

医療機関の送迎サービスを利用するという方法です。医療機関の送迎サービスとは、医療機関が提供する無料または有料の送迎サービスです。医療機関によっては、専用のバスやワゴン車などで透析患者さんを自宅から医療機関まで送迎してくれます。送迎サービスは、医療機関から近い地域に限られる場合が多いです。

医療機関の送迎サービスを利用するメリットは、費用が安いか無料であることです。また、医療機関のスタッフが介助してくれるので、安心感もあります。

しかし、デメリットもあります。まず、利用できる地域や時間帯が限られることです。自分の住んでいる場所や都合に合わない場合もあります。

また、他の患者さんと一緒に乗ることになるので、プライバシーや感染予防などの問題もあります。

当院では足立区（北は竹ノ塚、南は南千住まで）に限り送迎を行っています。当院の送迎サービスは無料で利用できますし、専用のワゴン車で快適に移動できます。送迎時には専門的な介助を行っています。寝たきりの患者さんであっても、車いすに乗ることができれば送迎することができますので、ご希望のある方はお気軽にご相談ください。

在宅透析

在宅透析という方法があります。在宅透析とは、自宅で透析治療を行うことなので、そもそも通院する必要がありません。

在宅透析には、主に2種類あります。一つは、血液透析（HD）という方法で、自宅に専用の機器を設置して、血液を浄化する方法です。もう一つは、腹膜透析（PD）という方法で、自分の腹膜を利用して、体内で血液を浄化する方法です。

在宅透析を行うメリットは、通院の必要がなくなることです。自分の好きな時間やペースで透析治療ができますし、家族や介護者と一緒にいられます。

また、在宅透析は、透析回数を増やしたり時間をかけられる分、通常の透析よりも体への負担が少ないと言われています。

しかし、デメリットもあります。まず、自宅に専用の機器や消耗品を置くスペースが必要なことや、機器を動かすのに必要な電気代や水道代がかかることです。また、自分や家族が透析の操作や管理を行わなければならないことです。さらに、在宅透析は医師や看護師の目が届かないので、感染症や合併症などのリスクも高まります。

当院では在宅透析には対応していませんが、高齢者の寝たきり患者さんが透析ができる方法としては有効な選択肢の１つです。

 

透析を受けていても介護施設に入ることはできるのか

透析を受けていても介護施設に入ることはできますが、入るのには条件があります。

透析患者さんが介護施設に入る場合、以下のような条件が必要です。

これらの条件を満たす介護施設は存在しますが、数は少なく、入居待ちや空き待ちが発生する場合もあり、費用も高くなる場合があります。

寝たきりの透析患者さんを受け入れ可能な老人ホームもありますが、老人ホームでは介護職員がシャントや食生活、透析患者の緊急時に関する知識を持っていないことが多いです。

また、送迎時の介助までは対応していないことが多く、家族や介護者が送迎する必要があります。

介助が必要な場合は、透析病院の方がいいでしょう。透析病院では専門的な医療や看護を受けられますし、同じような患者さんやそのご家族と交流できる場合もあります。

 

高齢者の方で透析を受けるなら

ここまで、寝たきりの高齢者が透析治療を受けるにはどうしたらいいかという問題について解説しました。

寝たきりの方でも透析治療を受けられる方法として、タクシー・介護タクシーの利用、医療機関の送迎サービスの利用、在宅透析の選択、透析に対応している介護施設や医療機関に入るなどがあります。

しかし、これらの方法にもメリットとデメリットがあります。自分に合った方法を選ぶには、専門的な知識や経験が必要です。

また、透析治療は体力や時間も消耗する重要な治療です。透析患者さんや、透析治療の送迎や生活のサポートをするご家族には、医師や看護師のサポートやアドバイスが欠かせません。

そこで、東京・北千住周辺にお住いの高齢者の方で、透析治療を検討している方は、ぜひ井口病院に相談してください。井口病院は、東京・北千住駅から徒歩3分の場所にある透析専門の医療機関です。

当院では足立区（北は竹ノ塚、南は南千住まで）に限り送迎を行っています。寝たきりでも車いす移動できる方なら、無料で快適な送迎サービスを提供しています。井口病院の送迎サービスは、通常のタクシー・介護タクシーとは違って、スタッフが専門的な介助を行っているので安心して大切なご家族をお任せいただけます。

また、井口病院のスタッフは、透析患者さんの特別なケアに対応できる経験と知識を持っていますので、高齢者の方でも安心して透析治療を受けられます。

透析治療を必要とする方やそのご家族は、一人で悩まずに、井口病院にご相談ください。井口病院は、あなたと大切なご家族の健康と生活の質を向上させるお手伝いをします。

※電話受付時間：9:00〜17:00