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人工透析にかかる医療費は?活用できる医療費助成制度についても解説

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「人工透析にはどのくらいの医療費がかかるんだろう?」
「人工透析の医療費を抑えるための助成制度について知りたい」

そんな疑問やお悩みをお持ちの方はいませんか?

血液透析や腹膜透析、定期的な検査や診察・治療など、人工透析には高額な医療費がかかります。

透析患者さんのほとんどが人工透析治療を生涯続けていく必要があるため、経済的な理由で断念してしまう方、不安を抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、人工透析にかかる医療費と、透析患者さんが安心して治療を行えるように用意された、人工透析の医療費を抑えるための医療費助成制度について詳しく解説します。

足立区・千住エリアで人工透析が受けられる病院をお探しでしたら、井口病院へお越しください。北千住駅から徒歩3分、通院に便利なアクセスの当院は、埼玉や千葉方面など足立区外からの患者様にもご来院いただいています。

※電話受付時間:9:00〜17:00

人工透析にかかる医療費

人工透析には、週に3回通院して治療を行う血液透析と、自宅で治療を行う腹膜透析の2つの種類があります。

どちらも高額な医療費がかかりますが、これらに加え、定期的な検査や診察・治療費用など、透析費用以外にもさまざまな医療費がかかります。

これらを合わせると、人工透析には一体どのくらいの医療費がかかるのでしょうか?

血液透析にかかる医療費

血液透析にかかる医療費は、1回あたり約3万円とされています。

一般的に、血液透析は週に3回、1ヶ月に12〜13回行うため、1ヶ月で約40万円、年間にすると約480万円の費用がかかることになります。

腹膜透析にかかる医療費

腹膜透析は自宅で行える透析治療のため、頻繁に通院する必要がありません。

しかし、透析液バッグやカテーテルなど、1ヶ月あたり約30万~50万円の費用がかかります。

年間では約360万~600万円となり、血液透析と同じように高額の医療費が必要となります。

人工透析にかかる諸経費

人工透析には、血液透析や腹膜透析といった透析費用以外にもかかる医療費があります。

透析患者さんは、糖尿病や脳梗塞、循環器疾患、消化器疾患、整形外科疾患など、合併症を起こしやすいため、血液検査などの定期的な検査が必要です。さらに、透析の原因となった病気によっては、人工透析以外の治療も同時に行わなくてはなりせん。

このような血液検査などの定期的な検査や診察・治療費用などの諸経費と、血液透析や腹膜透析にかかる費用、これらをすべて合わせると、人工透析にかかる1人あたりの医療費は、年間500万〜600万円ほどの膨大な金額になります。

 

人工透析にかかる初期費用

人工透析はすぐに治療を始められるわけではなく、始める前に次の準備が必要となります。

  • シャントの手術
  • 血液透析導入のための入院

血液透析では、透析器で毎分200ccの血液を送り、血液中にあるたまった老廃物を取り除いてきれいにしてから体内に戻さなければいけないため、十分な血液量を確保しなければなりません。

しかし、通常の血管で確保することはできないため、十分な血液量を確保するために、シャントの手術が必要になります。

また、透析治療を行う際に必要な準備を整えるために、血液透析の導入入院も必要です。

ここでは、人工透析を受ける前に必要なシャントの手術と、血液透析導入のための入院にかかる費用(人工透析にかかる初期費用)を解説します。

シャントの手術費用

腕の動脈と静脈をつなぎ合わせる手術をシャントの手術と呼び、たくさんの血液が流れるようにするため、血液透析を始める前に行われます。

手術は、日帰り手術の場合と入院手術の場合があり、自己負担額は以下のとおりです。

  • 日帰り手術:約5〜6万円
  • 入院手術:10万円前後(入院日数により前後します)

シャントの手術は、保険適用で自己負担の割合は3割です。

血液透析導入のための入院費用

はじめて血液透析を行う場合、体内の変化によって頭痛や吐き気、嘔吐、倦怠感などの症状が現れることがあります。

これを不均衡症候群と呼び、透析をはじめたときにみられやすい合併症です。

場合によっては、昏迷や昏睡といった状態に陥ることもあります。

このような緊急事態に備えるため、また、透析を開始するにあたって徐々に身体を慣らしていくため、食事の指導、必要な薬や量の調整などを行うために、初回の血液透析は入院して行うことがほとんどです。

血液透析導入のための入院日数、費用は次のとおりです。

  • 入院日数:1~2週間
  • 入院費用:2週間で約20万円前後

つまり、人工透析には、シャントの手術費用と血液透析導入のための入院費用を合わせて、約15万~30万円ほどの初期費用がかかります。

 

人工透析の医療費を抑えるための制度

人工透析は、血液透析や腹膜透析、検査や診察・治療費用などを合わせると、患者さん1人あたり年間で約500万〜600万円ほどの高額な医療費がかかるため、経済的な理由から治療を受けられない患者さんも少なくなかったといいます。

このような状況をなくすため、人工透析の医療費を抑えるための医療費助成制度には次のようなものが用意されています。

  • 特定疾病療養受療制度
  • 重度心身障害者医療費助成制度
  • 自立支援医療制度

医療費助成制度は、必要な手続きを行わなければ利用できないため、事前にご確認ください。

特定疾病療養受療制度

特定疾病療養受療制度とは、高額な治療を長期間にわたり受けなければならない、特定疾病に該当する患者さんが対象の医療費助成制度です。

人工透析治療はこの特定疾病に該当するもので、加入している健康保険に申請することで「特定疾病療養受療証」の交付が受けられます。

特定疾病療養受療証を医療機関の窓口に提示することにより、1つの医療機関につき外来・入院それぞれ、透析治療の自己負担額の上限が1ヶ月1万円(所得額によっては2万円)になります。

ただし、特定疾病療養受療制度は人工透析治療を受けてからでないと申請することができません。

そのため、透析を開始する前に行うシャントの手術には適用されませんので、ご注意ください。

重度心身障害者医療費助成制度

重度心身障害医療費助成制度とは、健康保険に加入している身体障害者手帳1、2級を持つ重度障害者の方の自己負担額を、各都道府県や市区町村が助成してくれる制度です。

ただし、入院時の食事代や差額ベッド代、文書料などは助成されません。

制度を利用するためには、身体障害者手帳1、2級の交付を受けている必要がありますが、慢性腎臓病により人工透析を受けている患者さんのほとんどは、身体障害者1級の申請ができます。

この制度は、制度の名称や助成の対象、所得制限の有無、一部負担金など、都道府県や市区町村によって異なるため、お住まいの自治体や障害福祉課などに事前にご確認ください。

自立支援医療制度

自立支援医療制度とは、身体障害者手帳の交付を受けている方の障害を手術などで取り除いたり、軽減させたりできる場合の医療費の自己負担金を助成してくれる制度です。ただし、世帯の所得によっては自己負担が発生する場合があります。

人工透析の場合、血液透析や腹膜透析といった透析にかかる医療費や薬代が対象です。

助成を受けるためには、身体障害者手帳の交付を受けている(18歳以上)、治療を受けている医療機関や調剤薬局が自立支援医療機関の指定を受けている必要があります。

 

制度を使った場合の人工透析にかかる医療費

人工透析には高額な医療費がかかりますが、経済的に安心して治療を受けられるように、さまざまな医療費助成制度が用意されていることが分かりました。

  • 特定疾病療養受療制度
  • 重度心身障害者医療費助成制度
  • 自立支援医療制度

これらの医療費助成制度を利用することで、人工透析にかかる透析患者さん1人あたりの医療費の自己負担額は、1ヶ月0〜2万円に軽減されます。

健康保険証・特定疾病療養受領証・障害者医療証は、どの医療機関を受診する場合にも忘れずにお持ちください。

引っ越しの際には、加入している健康保険証・特定疾病療養受領証、身体障害者手帳など、住所変更の手続きが必要となりますので、早めに手続きを行い、給付対象の期間が空いてしまわないようにしましょう。

 

足立区・千住エリアで人工透析を受けるなら

人工透析にかかる医療費と、人工透析の医療費を抑えるための医療費助成制度について解説しました。

人工透析にかかる医療費は、年間で約500万〜600万円と高額ですが、人工透析の医療費を抑えるさまざま医療費助成制度を利用することで、透析患者さんの自己負担額を軽減することができます。

経済的な不安を抱えている方も、経済的理由から治療を諦めようとしている方も、安心して人工透析を受けていただくために、今回ご紹介した医療費助成制度をぜひご活用ください。

足立区・千住エリアで人工透析を受けるなら、井口病院へお越しください。

北千住駅から徒歩3分に位置し、駅近で通院に便利な好立地にあることから、埼玉や千葉方面など足立区外からの患者様にもご来院いただいています。

当院では、維持血液透析だけではなく、緊急透析や各種血液浄化療法も行っており、透析患者様がかかりやすい傾向にある、糖尿病や脳梗塞、循環器疾患、消化器疾患、整形外科疾患などの治療にも対応、その治療と同時に、入院・透析を受けていただくことも可能です。

他にも、個室がある入院施設や、シャント手術・シャントPTAが可能な血液浄化室、早朝からオーバーナイトまでご利用いただける透析室や、お食事サービス・栄養指導なども行っております。

東京、特に北千住周辺で透析に関わる通院・入院をお考えの場合は、井口病院へお気軽にご相談ください。

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